2017・SPRING

年中出回るキャベツですが、収穫期によって品種が異なる春キャベツと冬キャベツ(寒玉)があります。

大きな違いは葉の巻き具合。

半分に切って断面を見るとよく分かりますが、冬キャベツは葉がきつく巻いていますが、春キャベツは巻きがゆるく葉と葉の間に透き間があります。

また、冬キャベツは楕円形で春キャベツは球形という違いもあります。葉の厚みと甘みが特徴の冬キャベツに対して、野趣あふれる味わいと香り、やわらかさが特徴の春キャベツ。そのシャキシャキとしたみずみずしさが魅力です。

 

旬は4~6月です。

ビタミンKとビタミンCが多く含まれていると言われています。ビタミンKが不足すると、鼻血、月経過多、血尿、血液凝固の遅延などといった症状が現れるようです。

全体的に血液に関するトラブルが増える可能性が高くなるという事です。

ビタミンCは言わずと知れた有名栄養素です。

疲労回復効果、美容効果、免疫機能効果があると言われています。

 

「丸ごとキャベツ」は切り分けて使いましょう

やわらかさが持ち味の春キャベツ、旬は栄養バランスに優れ価格もお手頃です。

丸ごと食べつくしましょう。

とはいっても、目的の料理法があってササッと完食…といかないことも多々。

鮮度が落ちないうちに、おいしくいただくために、ブロック別に分けて使うと、容易に食べきれます。

 

外葉は生のままで!

そのままの甘みと歯応えを楽しむために、みずみずしい外側の葉2〜3枚はよく洗って、生のままちぎってお好みのドレッシングで、またサッと火を通す程度でいただきましょう。

芯の周囲に包丁で切り込みを入れると、手でかんたんにはがれます。

 

1/2個は炒めたり、煮込んだり!

半分は豚肉と炒めたり、ベーコンと一緒に煮込みましょう。

やわらかい春キャベツはにんじんや三つ葉などの他の野菜と一緒に鍋仕立て

(薄い醤油ベースのすまし汁がマッチ)もおすすめです。

 

1/4個はサッとゆで、かさを減らして!

ゆでるとかさが減り、驚くほどたっぷり食べられます。さっとゆでてドレッシングをかけたり、パスタや焼きうどんと合わせるのも、おいしい食べ方。歯応えが残るややハードボイルドがおすすめです。

チャーハン、スープ、漬け物などに使うと、あっという間に食べつくせます。

 

1/4個をさらに分けて、使いきる!

四分割でも多すぎる、というときには、さらに外と内側にわけて使いましょう。外側は細く切って炒飯やスープの具にしたり、大きめに切って、強火で炒めて。内側は塩もみして浅漬けにして、余さずいただきましょう。

 

春キャベツの見極めポイントと保存

おいしい春キャベツは、以下の点をチェックして選びましょう。

全体に巻きがやわらかく、弾力がある

外側の葉が鮮やかな緑色で張りがある

根元の切り口がみずみずしい

芯をくり抜くと長もち!

少しでも長もちさせたいときには、芯の周囲に包丁を入れて芯をくり抜いて、水でぬらしたペーパータオルを詰めて、全体をラップフィルムでしっかり包みましょう。芯をつけたままだと、芯が葉の養分を吸って葉がしなびる原因になるので、取り除くと日もちします。

 

さぁ、旬の春キャベツ楽しみましょう!!

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