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2013・SPRING

2013-04-05

春はいろいろな野菜が、柔らかそうな色で目に飛び込んでくるように感じます。
おいしく食べたいと思うのはどなたも同じ。でも、レパートリーが少なくて、どうしても『いつも通り』になってしまう。そんなことを感じる方もいらっしゃるでしょう。
普通は…という言葉に、春の魔法をかけてみませんか?
そう、普通は○○なお料理を、○○でなくする、その逆をしてみる。えええ?!と思われるかもしれませんね。失敗したら、食材がもったいない!とも。
というわけで、いくつか例をお出ししますので、お気に召したらお試し下さい。
と言っても、特別なことはいたしません。
春は暖かくなってきて、体がぼんやりしたり、気持ちが不安定になったり、そんなとき、毎日の食事で応援できるようなレシピです。
例えば、サラダ。
本当はキュンと冷やしてキリリとさせて、と腕を振るうレシピです。でもゆでたり、炒めたり、蒸したりして食材を『温め』てみませんか?いつもよりたくさん食べられたり、消化や吸収を高めたりと思わぬ効果を生みます。
例えば、湯豆腐。
豆腐におネギ、白菜に昆布のダシという寒い季節の定番です。これを、キャベツと豆腐に置き換えます。1個買うと、数回に分けて食べる方も多いキャベツ。これも湯豆腐と同じ鍋に入れると、一回でたくさん食べられます。甘みが白菜より強いので、飽きずに食べられ食物繊維もタップリなメニューに変身します。
チンゲンサイやコマツナなども、置き換え材料に利用できます。
いつもの一品を、いつもじゃない材料に。
お料理は魔法かもしれませんね。

2012・SPRING

2013-04-05

春先は多種類の野菜が、店頭をそして食卓を飾る季節です。毎日食べたい野菜ですが、毎回の調理する時間になんとなく負担を感じたり、少し残った野菜が冷蔵庫を狭くしているような気がしたりしていませんか?
多めに作って、冷凍・冷蔵保存をしたり、下ごしらえをして保存するなどの工夫をしている方も多いはず。そんな時間短縮術の1つとして、『一度作って、いろいろ利用』はいかがでしょう。
焼く・炒めるなどの火の通し方で一旦終了。短時間の加熱で、ビタミンの損失も少ないままの一時保存です。その後、体調や合わせる食材、気温や気分に合わせての『一品』に変えるというクッキングです。
例えばキャベツ。
1個買うと、数回に分けて食べる方は多いはず。冷蔵庫の中で存在感を出していることもしばしばで
「おいしいんだけど、ずっと食べなくちゃならないし」と、少人数のご家族ですとより感じておられる様子です。
では+いろいろ、などいかがでしょう。
キャベツ1個分を、ザク切り(4cm角)程度に切り、冷たくなっても酸化しにくいオリーブオイルとあら塩を少し入れて薄い緑が鮮やかになる程度に炒めます。
冷ませば、保存容器に入れ冷蔵庫で数日、冷凍庫なら10日ほど持ちます。

1)このまま、お皿に取り、桜えびをふり掛けて1品。
2)小皿にラップを敷き、スプーン3ほどとりわけ、桜えびとしょう油を数滴かけて、キンチャクにねじり、明日の朝のお弁当の1品。
3)熱いうちに、お好みの酢+塩(しょう油も可)+オリーブオイルなどで作ったマリネ液に、ひたして冷ませば1品。
4)2)のアレンジを変えれば、数回分作って置けます。
5)冷蔵保存したものは、あんかけヤキソバや中華飯の具材、豚汁の具に 入れるだけでOK。
6)冷凍保存したものは、他の少量買える野菜(例えばチンゲンサイなど)とクリームシチューの素でクリーム煮にしたり、キノコやサーモンと合わせてホイル焼にしても。

どれも1から作ると、具材が限られますが、一旦火が通っているので簡単に使えます。
もちろん、いろいろな野菜で挑戦できます。気候に左右され、高く感じることも多い野菜ですが、ご家族のためにも、上手く利用なさってくださいね。

2011・WINTER

2013-04-05

冬に緑?と言われそうですね。でも。よくよく見てみると、緑の濃い野菜が、冬にはたくさん出回ります。葉野菜は虫が付きやすいのですが、寒くなるとそれが減ってくるからかなぁと、感じたりもします。
例えば『シュンギク・春菊』
鍋料理が恋しくなる今からが旬です。地中海沿岸が原産地で、中国や東南アジア、日本では食用の野菜として改良されました。名前は春に花が咲くからだとか。とても栄養価の豊富で、とくにカロチンは、同じ量のカボチャの4倍とも言われます。アンチエイジングの効果も大きく、抗発がん作用や免疫賦活作用のほか、成人病予防や老化予防など、様々な作用を持っています。そして『葉酸』が含まれていることもポイントです。 葉酸は、女性、特に妊婦さんには欠かせない栄養。細胞増殖の盛んな胎児の成長を助ける大事なものです。妊婦さんが、葉酸を十分に摂ることで、赤ちゃんの先天異常のリスクを減らすという研究結果も報告されているそうです。他にも、ビタミン、カルシウム、葉緑素を豊富に含んでいて『食べる風邪薬』とも呼ばれています。あの独特の香りが苦手は、熱湯でさっとゆでると、ある程度軽減できます。最近は苦味の少ない、スティックシュンギクという種類も出回っています。
ひときわ緑が鮮やかな『コマツナ・小松菜』も、忘れられない緑です。
カルシウムを非常に多く含んでいて、ホウレンソウの3倍以上。ビタミンA、ビタミンB2、ビタミンC、鉄、食物繊維も多く、クセがなく食べやすい野菜です。なんと言ってもシュンギク同様に豊富なビタミンで風邪の予防ができ、カルシウムでは、骨粗しょう症の予防に。鉄が多いので女性には貧血予防に特にオススメです。
他にも、ブロッコリーや、ネギ、ホウレンソウと、緑の濃い野菜がたくさん並ぶこの季節です。
主に火を通して調理するものばかりですが、普通に「ゆでる」より、電子レンジを使ってはいかがでしょうか。水にひたさず短時間で加熱することで、ビタミンなどの流出を防ぐことができます。耐熱皿に並べラップをかぶせたり、最近は電子レンジ専用のゆで器も出ています。油で揚げたりするのも、ビタミンを失いにくいですよ。
せっかくの「緑」を目にも体にも充分頂き、寒さに負けずにお過ごしくださいね。

2011・AUTUMN

2013-04-05

天候に左右される野菜ですが、秋は多くの食材が旬を迎えます。高価なものでなく、身近なもの+いつもの調理法+順番や量を変えるというのは、いかがでしょうか。
今日は何にしようかなぁと、考えるもの大変。そんなとき、このいつもの調理法+順番や量を変える・・・がオススメです。
野菜をはじめ食材は、今まで通りの調理法を少し変えるだけで、栄養価も体への優しさもずいぶん変わるものが多いようです。 例えば、セロリやミョウガといった香草。これをザクザクの千切りにして『ナムル風』に仕立てるとき。塩で軽く揉んでアクを抜くこともあるのですが、これを『電子レンジ』で数十秒ほど加熱して、香油と和えてから塩気を足します。すると、野菜のシャキ感と水分を残しつつ、塩分が半分ほどで済みます。オイルが塩分の浸透を防ぐので、舌に感じる塩分が増え、余分な塩分摂取を防げるのです。
香油はゴマ油やオリーブオイル。熱を加えないと酸化しないので、コレステロールの少ない植物性オイルを摂ることができますよ。オイルはダイエットの敵?いえいえ。適量のオイルはエネルギーの消費効率を上げるようななので、体にも優しいですよ。
スイトンと聞くと、ボリュームのある主食的なお料理と感じますがスイトンの器の中のメインを変え、汁の量を変えると目先の変わった一品に。お料理の名前まで変わってしまいそうですが、これも家庭内シェフの裏技で楽しいネーミングを考えて、食卓を飾ってはいかがでしょう。手作りならではの臨機応変と、材料シフトチェンジで、新しい献立の幅を広げてみるチャンスです。
がんばれ日本!その頑張りを支えるのは毎日のごはん。手には入りやすい食材で、体に優しく目におもしろく演出するのも、秋のお楽しみです。学校や職場のイベントも多くなる季節。
2011年の後半戦も、負けるな!家庭内シェフの皆さん!

2011・SUMMER

2013-04-05

大地や海の恵みを受けて、私たちは日々の暮らしを送っています。その自然の猛威の前では、ただ祈るしかないことを知った方も多いのではないでしょうか。
 でも、そんな中でも『食べる』ことは、止めるわけにはいかず、どんなに悲しくても辛くても、お腹は空くことを感じられたことでしょう。大きな悲しみを乗り越えていく中で、食の大切さや食材の安全性について、たくさんの方々が考え始めたのではないでしょうか。
 そんな今年の夏は、良い意味での『手軽さ』を楽しんでみてはいかがでしょう。
 旬の食材はもとより、身近にきっとある食材、自分で調理することが簡単な食材、味付けをいろいろ楽しめる食材などで飾る食卓シーンのご提案です。
 夏の定番と言えばナス。
種類でいろいろな食べ方があります。小ぶりの実のキンチャクナスならお漬物、長い実のものは焼き茄子、ベイナスは油でソテーなど、用途によって選ぶのも楽しいですね。東洋医学では体温を下げる効果があるとされていますから、暑い夏にはぴったり。また皮の色素ナスニンは、抗酸化作用があるアントシアニンの一種で、あのブルーベリーのように眼の疲労に効果が期待できそうです。そして、ナスは油との相性が抜群。酸化しにくいオリーブ油などを使えばコレステロールなども抑えられます。もともとローカロリーですから、満足感のある健康レシピになるでしょう。
 ワカメは、使うたびに水で戻す乾燥ものなら、皆さんのキッチンに一年中あるものの1つでしょう。 暑い夏こそ、タップリとりたいミネラルが、手軽にとれる優れもので、大いに使いたいところ。 『乾燥』に注目して、水分の多い食材と調理中にあわせる調理法で、味わいまでアップさせることもできそうです。千切りの野菜や、少し味付けを濃くした煮物などをお弁当のおかずにするとき、乾燥ワカメや糸寒天を添えたり和えたりすれば、水分を吸って痛みを和らげます。
 手軽は手抜きとは違います。特別な材料でなくても、高いお肉がなくても、体に優しい食卓を囲むことができるアイディアです。簡単なお料理なら作り手の方も、一緒にゆっくりお箸がもてます。そんな時間を作り出すフードライフをこの夏は、楽しんでみてはいかがでしょう。

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