もやしラボ

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アスナの歩み その4

2025年03月27日 豆知識

愛知県から岐阜県へ

お客様の成長に伴い、西枇杷島の工場は増築を重ね、生産体制を整えてきました。
昭和55年(1980年)にはカイワレとアルファルファの生産を開始し、昭和60年(1985年)にはカット野菜の加工も始めました。
しかし、もやし工場が手狭になり、新たな工場を建設する必要が生じました。
名古屋に近いという利点はありましたが、平成元年(1989年)に岐阜県揖斐郡池田町に新工場を建設し、生産量の増加に対応しました。

平成元年 池田工場
平成元年 池田工場

池田工場 商品
池田工場 商品

岐阜県は「飛山濃水」と称される豊かな自然環境に恵まれており、特に西濃地方は揖斐川に代表される水資源が豊富です。
良質で潤沢な地下水を求めて、生産拠点を枇杷島から岐阜へ移転しました。

さらに品質向上を目指し、平成18年(2006年)には現在の揖斐川本社工場を立ち上げました。

創業から70年以上経ち、お客様の多くはスーパーや飲食チェーン店などになりましたが、現在でも名古屋市北部市場や熱田区日比野本場では、昔の下小田井青物市場の売買に由来する「相対売り」で八百屋さんにもやしを販売しています。

このような販売方法は他にほとんど例がありません。
お客様や多くの方々のご支援のおかげで、今日までもやしを作り続けることができました。
先人のご苦労や歴史を受け継ぎながら、皆様に感謝し、今後もより良い製品づくりに邁進する所存です。

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