もやしやさんが考える【もやしの保存について】その2-前編
2025年07月14日 豆知識
いろんな保存状態のもやしを用意して実験をやってみた
「もやしを購入したけどすぐに使わないから消費期限ぎりぎりまで保管したい」場合、どうしたら少しでも鮮度を保てるのか実験をしてみました。
ただし、実験に使用したもやしは流通しているものではなく、工場から直接研究室の冷蔵庫に入れたもので検証しています。
用意したものは5種類
A.そのまま保存、B.穴をあけたもの、C.50℃で洗ったもの、D.水洗いしたもの、E.水につけたもの、
この5種類を検証します。
①それぞれの準備をします

A.そのまま、袋を開けずに冷蔵庫へ

B.袋に2箇所ほど小さな穴をあけて冷蔵庫へ

C.50℃で洗ったもの

D.水洗いしたもの
袋からもやしを取り出し、タッパー2個分にわけます。
ひとつは、50℃のお湯に浸して、温度が変わらないよう時々お湯を足して、温度を保ちつつ1分ほど漬けます。
もうひとつはタッパーに水をはって、Cと同じ時間浸します。


どちらも一度皿に出してペーパータオルで水気を拭いてから、ザル付きのタッパーに入れ蓋をして冷蔵庫へ入れます。

E.水につけたもの
②冷蔵庫は6度に設定・それぞれ保管し経過を観察します


③経過を観察していきます その1.保存から2日目の状態
消費期限内に食べることを前提としていますが、今回はそれぞれの保管方法の特徴を知るため、あえて消費期限が切れてからも経過観察を続けました。
A.そのまま保存したもの


まだ消費期限内で、色も白く綺麗です。状態は◎。
B.穴をあけたもの


小さな穴から空気が入り、袋が少し膨張しています。そのままのものに比べると若干ねっこの色が変色してきています。
C.50℃で洗ったもの

シャキっとしており、色も白いです。水切かごが入ったタッパーなので、水気もなく綺麗に見えます。
D.水洗いしたもの

こちらも水気を切っているので、白くてシャキッときれいな状態です。
E.水につけたもの


こちらは毎日水を替えています。色は白いままです。