もやしラボ

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もやしやさんが考える【もやしの保存について】その2-後編

2025年08月11日 豆知識


前回の続きです

A.そのまま保存、B.穴をあけたもの、C.50℃で洗ったもの、D.水洗いしたもの、E.水につけたもの、
この5種類を検証します。


③経過観察 その2.保存から5日目の状態

A.そのまま保存したもの

色は白いですが、若干水が出てきてしまっています。袋を開けると、もやし特有の臭いもします。

B.穴をあけたもの

全体的に黒ずんできており、袋も膨張しています。穴をあけたことで空気が出入りするためか、袋を開けてもあまり臭いはありません。

C.50℃で洗ったもの

根っこから若干変色が見られますが、シャキッとしています。臭いもありません。

D.水洗いしたもの

Cと同じく、根っこの変色が見られます。こちらも、臭いもなくシャキッとしていますが、Cと比べて全体的に変色しているのがわかります。

E.水につけたもの

通常の物に比べると、もやしの色味が少し透明がかってきています。

その3.保存から7日目の状態


A.そのまま保存したもの

色は変わらず白いですが、さらに水が出てしまっています。袋を持つと、もやしがくたっとします。
指でつまむと、やわらかくしなり、粘り気と異臭があります。袋の中には濁った水が溜まっています。

B.穴をあけたもの

袋がかなり膨張していて、空気が入り込んでいるのがわかります。袋を開けると若干臭いはしますが、Aと比べると薄いです。ただ、黒ずんでいるところがあり、傷んでいるのがわかります。

C.50℃で洗ったもの

根っこはだいぶ変色していますが、まだ白いです。水をきっていたためか、粘りはありませんが他のとはまた違った臭いがします。目に見えませんが、確実に傷んでいると思われます。

D.水洗いしたもの

根っこだけではなく、軸のほうもかなり変色しています。Cと比べてこちらはあまり臭いはしませんが、変色が強く見られます。

E.水につけたもの

写真では白く見えますが、まっ白ではなく透明になってしまっています。毎日新鮮な水に替えていたためか、臭いはありません。

それぞれの特徴を比較した感想

A.そのまま保管

もやしは袋の中でも呼吸をしているため、開けたときに臭いがします。しかし、調理してしまえば臭いは気になりません。

B.穴をあけて保管

臭いが気になるという方は、穴をあけて保管するのも良いでしょう。消費期限を過ぎると袋もかなり膨張し、変色も進むので、必ず期限内に食べるようにしてください。

C.50℃洗いして保管

50℃を下回ると菌が繁殖し、60℃以上になると茹でに近くなるため、温度管理が難しいです。また、袋から出してしまうと消費期限が分からなくなるので注意が必要です。

D.水洗いして保管

水洗いをしてから水気を拭きとり、水切り付きのタッパーに入れるだけなので、50℃洗いよりは簡単で鮮度もそこそこ保てると思います。ですが、やはり袋から出してしまうと消費期限が分からなくなるので管理は必要です。

E.水につけて保管

水を毎日替えるため手間がかかるのと、やはり消費期限が分からなくなるので、管理が大変です。綺麗な水と、水を替える時に使うざるを洗う手間もあり、一番面倒かもしれませんね…。

まとめ

どの方法で保管しても、消費期限を過ぎたら臭いや色・ぬめりなど、なんらかの傷みが出てきました。やはり野菜は鮮度が一番大事だな、と改めて思いました。

もやしは比較的いつでも安価で購入できるので、まとめ買いをせず、使うときに買ってくることをおすすめします。

それでも「買っておいたもやし、気づいたら日付が今日までだった!どうしよう!」なんて時は、【電子レンジでチンしてナムルにする】といった超簡単なレシピをご紹介しているので、是非ご活用くださいね♪ 

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