アスナの歩み その1
2025年01月22日 豆知識
下小田井青物市場
アスナ創業の地、愛知県清須市西枇杷島町は古くから野菜栽培が盛んで、名古屋に近いこともあり、大規模な青果物の市場、問屋町が形成されていました。
その市場は江戸時代に開かれたとされています。
昭和初期、創業者の薗田春己は、その流れを引き継ぐ青果仲卸に勤務していました。
まずはその青果物問屋についてお話します。

下小田井青物市場の歴史は、徳川家康が京都に上洛した頃に遡ります。家康が庄内川を渡る際、青物商の野口市兵衛と山田九左衛門が最も多くの船を集めました。
その功績を称え、慶長19年(1614年)に家康が2名に直々の御下命を言い渡し「下小田井の市」が下小田井・西枇杷島地区に開設されました。
この市場は、日本で最古の青物市場として知られ、正式な免許を取得した歴史的記述が残っています。また、江戸の神田、大阪の天満と並び、日本三大市場の一つとして数えられました。
市場の設立は、地域の青物産業を活性化し、名古屋城下の食生活を支える重要な役割を果たしました。
※青物とは青果物のことを言います

アスナの歩み その2「枇杷島市場から北部市場へ」続く