2025年・緑豆の産地レポート
2026年01月05日 豆知識
もやしの原料としておなじみの「緑豆」。日本ではほとんどが海外からの輸入に頼っています。
最近の動向として特に注目されているのが、ウズベキスタンとミャンマーの緑豆です。
ウズベキスタン産は品質が安定、直接輸入ルートの動きも
ウズベキスタンでは、毎年9月〜10月が収穫シーズン。
広大な畑で刈り取られた豆が天日でしっかり乾かされ、みずみずしい新豆が次々と仕上がっていきます。
2025年は天気が味方し、大きな雨の被害もなく、良い出来ばえになりました。
これまで日本へ運ばれる際は中国を経由することが多かったのですが、直接日本へ輸出するルートが整備されつつあり、よりスムーズに届くようになる見込みです。

ミャンマーも主な産地ですが、こちらは毎年2月ごろが収穫時期となります。
こちらでも今年は良い品質の豆が収穫されました。今後、さらに生産が増えていくことが期待されています。
他にもマダガスカル、エチオピアなど、新しい産地の開拓も行われていますが、安定供給ができる状況にまでは至っていないようです。
中国産は、質は良いが生産量は減少

従来の主産地であった中国の内モンゴル自治区や吉林省でも収穫が行われ、こちらも2025年は天候が安定し品質は上々のようです。
しかし、長い目で見ると、不作の年が続いたことや、国策であるトウモロコシ栽培への移行、より利益の見込める作物への転作などにより、中国での緑豆の生産量は減少傾向が続いています。価格もさらに高騰しています。

そのため、中国のもやしメーカーもウズベキスタンやミャンマー産を取り入れています。
まとめ

作柄は良いけど…価格は上昇中
今年はどの産地も作柄がよく、品質については安心できる状態ですが、世界的な物流費の高騰、中国の生産減少などが影響し、今まで以上に緑豆の価格も上がっています。
ウズベキスタンとミャンマーへの注目が高まる中、各地で良質な緑豆が収穫された2025年。
価格は上がり基調であるものの、世界の各地で育てられた良質な原料豆が日本へ届き、おいしいもやしになって食卓へ届けられていきます。

良い原料を確保するために、もやし生産者の業界ではこのような産地開拓や視察などの活動もしています。