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2021・SUMMER

2021-08-17

ラーメンに、鍋物の具材に、炒め物に、年間通して大活躍するもやし。
夏場は暑くてあまり火を使いたくない・・・けど実は、夏こそ食べたい食材だった!

 

理由はおもにふたつ。

 

ひとつめは【熱を冷ます効果】

 

中国では、夏に緑豆を使ったお茶やスープが良く飲まれるようです。日本では、緑豆そのものを見る機会は少なく「緑豆はるさめ」や「緑豆もやし」が一般的です。 緑豆には、身体にこもった余分な熱を冷ましたり、体内の老廃物や毒素を取り除き、のどの渇きを潤す効果があると言われています。

 

ふたつめは、【アスパラギン酸の働き】

 

もやしには、アミノ酸の一種であるアスパラギン酸が豊富に含まれています。
アスパラギン酸は、体内でのエネルギー生成を促進したり、カリウム・マグネシウムなどのミネラルを細胞に運んで「疲労回復効果」「体調を整える」「アンモニアを解毒する作用」「スキンケア効果」があるといわれています。
疲労回復はもちろん、肌の新陳代謝を促進して潤いを保ってくれる効果もあるようなので、汗をかいて乾燥しがちな夏肌の老化防止も期待できそうです。

 

暑い夏こそ、余分な熱を冷ましてくれて、夏バテ解消・毒素排出・美肌効果など、いいことづくめのもやしを積極的に食べて、元気に乗り切りたいですね。

 

ただ、どんなに体に良いものでも食べすぎには注意してくださいね。

2019・AUTUMN

2019-11-15

今が旬のサツマイモは、食物繊維やビタミンCが豊富で健康、美容にもおすすめの食材。特に皮ごと食べられる焼きイモは、手軽でありつつも、しっかり栄養が摂れる優秀なメニューです。とはいっても、意外と奥が深い焼きイモ。ベストなイモの太さは? 電子レンジで焼く? オーブンで焼く? など、いざとなると様々な疑問が。

そこで、自宅でできるおいしい焼きイモのつくり方を調査しました。

 

・イモの太さはおいしさと無関係

 

 太いイモの方が、おいしそうなイメージがありますが、実は、太さと味は無関係のようです。それよりも、断面の色が大切なのだとか。「イモの端を切り落としたときに、黄色っぽいものの方が甘くておいしい。白っぽいものは、サラダなどの料理に使うのがおすすめ。」

 

あまり太いイモを使うと火が通るのに時間がかかるので、細めで断面が黄色のものを使うのがベスト!

 

やきいも(写真1)

オーブントースターならイモの甘味を引き出せる為、おすすめの焼き方です。

 

「イモは80℃ぐらいの温度が10分ほど続くと甘味が引き出されます。電子レンジだと、すぐに80℃を超え、あっという間に焼けてしまうので、オーブントースターでじっくり低温で焼く方がおいしくでき上がります。オーブンでもできますが、時間がかかるので、短時間でおいしくつくるには、オーブントースターがおススメ。」

 

では、焼きイモづくりに挑戦してみましょう! 焼き上がりまでは20分

 

1)使うイモが決まったら、水洗いしてオーブントースターへ

 

やきいも(写真2) イモは湿った状態から焼くのがコツ。蒸気の力で、しっとりした仕上がりになります。「1月頃までの『新イモ』は水分が多いので長めに、それ以降は短めに焼きます」。まずはタイマーを20分にセット!

 

2)10分ほどしたら、様子を見て上下を返す

 

やきいも(写真3) 焦げつかないよう、10分を目安に一度様子をチェック。片面の色が変わっていたら上下を返し、タイマーが鳴るまでもう10分加熱します。焼けていない場合は再度加熱を

 

3)タイマーが鳴ったら竹串を刺し、火の通りを確認

 

やきいも(写真4) 焼き始めから20分後、タイマーが鳴ったら竹串を刺して火の通りを確認します。「抵抗なく竹串が入ればでき上がり。イモの大きさなどで焼き時間は変わるので、その都度調整して」

 

この秋は、お店の焼きイモの味を試してみては?

2017・SPRING

2017-04-04

年中出回るキャベツですが、収穫期によって品種が異なる春キャベツと冬キャベツ(寒玉)があります。

大きな違いは葉の巻き具合。

半分に切って断面を見るとよく分かりますが、冬キャベツは葉がきつく巻いていますが、春キャベツは巻きがゆるく葉と葉の間に透き間があります。

また、冬キャベツは楕円形で春キャベツは球形という違いもあります。葉の厚みと甘みが特徴の冬キャベツに対して、野趣あふれる味わいと香り、やわらかさが特徴の春キャベツ。そのシャキシャキとしたみずみずしさが魅力です。

 

旬は4~6月です。

ビタミンKとビタミンCが多く含まれていると言われています。ビタミンKが不足すると、鼻血、月経過多、血尿、血液凝固の遅延などといった症状が現れるようです。

全体的に血液に関するトラブルが増える可能性が高くなるという事です。

ビタミンCは言わずと知れた有名栄養素です。

疲労回復効果、美容効果、免疫機能効果があると言われています。

 

「丸ごとキャベツ」は切り分けて使いましょう

やわらかさが持ち味の春キャベツ、旬は栄養バランスに優れ価格もお手頃です。

丸ごと食べつくしましょう。

とはいっても、目的の料理法があってササッと完食…といかないことも多々。

鮮度が落ちないうちに、おいしくいただくために、ブロック別に分けて使うと、容易に食べきれます。

 

外葉は生のままで!

そのままの甘みと歯応えを楽しむために、みずみずしい外側の葉2〜3枚はよく洗って、生のままちぎってお好みのドレッシングで、またサッと火を通す程度でいただきましょう。

芯の周囲に包丁で切り込みを入れると、手でかんたんにはがれます。

 

1/2個は炒めたり、煮込んだり!

半分は豚肉と炒めたり、ベーコンと一緒に煮込みましょう。

やわらかい春キャベツはにんじんや三つ葉などの他の野菜と一緒に鍋仕立て

(薄い醤油ベースのすまし汁がマッチ)もおすすめです。

 

1/4個はサッとゆで、かさを減らして!

ゆでるとかさが減り、驚くほどたっぷり食べられます。さっとゆでてドレッシングをかけたり、パスタや焼きうどんと合わせるのも、おいしい食べ方。歯応えが残るややハードボイルドがおすすめです。

チャーハン、スープ、漬け物などに使うと、あっという間に食べつくせます。

 

1/4個をさらに分けて、使いきる!

四分割でも多すぎる、というときには、さらに外と内側にわけて使いましょう。外側は細く切って炒飯やスープの具にしたり、大きめに切って、強火で炒めて。内側は塩もみして浅漬けにして、余さずいただきましょう。

 

春キャベツの見極めポイントと保存

おいしい春キャベツは、以下の点をチェックして選びましょう。

全体に巻きがやわらかく、弾力がある

外側の葉が鮮やかな緑色で張りがある

根元の切り口がみずみずしい

芯をくり抜くと長もち!

少しでも長もちさせたいときには、芯の周囲に包丁を入れて芯をくり抜いて、水でぬらしたペーパータオルを詰めて、全体をラップフィルムでしっかり包みましょう。芯をつけたままだと、芯が葉の養分を吸って葉がしなびる原因になるので、取り除くと日もちします。

 

さぁ、旬の春キャベツ楽しみましょう!!

2016・AUTUMN

2016-08-29

ナス、きのこ、レンコン、さつまいも…。香り高くて、旨みたっぷりのラインナップ。

想像しただけで、夏の終わりの物悲しさが吹っ飛びます。食欲の秋ですから、旬の味覚をたっぷり楽しみたいです。

 

そこで今回は、秋野菜をヘルシーに調理して、夏バテや美容に効果的な食べ方をご提案。

簡単、調理、お掃除もラクラク家電「トースター」を大活躍させ、もっと美味しい秋野菜の食べ方をご紹介します。

 

 

秋野菜をトースターで焼く5つのメリット

(1)素材本来の美味しさが楽しめる。

香り良し、旨み良し、食感良しの秋野菜。これらの魅力をバランス良く引き出すのは、「シンプルに焼く」のが一番。

(2)「旨味」や「甘み」がアップ

しいたけの旨み成分「グアニル酸」は、加熱により更にアップ。また、さつまいもは、じっくり焼くことにより、でんぷんが糖質にかわり、甘みがアップ。

(3)柔らかく、ふんわり、ジューシーに

フライパンで焼くのと比べ、熱が均等にじんわり当たるため、ふっくらジューシーな仕上がりに。

(4)最もヘルシーな調理法

オーブンシートの上に素材を置いて焼くだけなので、調理油は一切不要。炒めものや揚げものに比べて断然ヘルシー。

(5)調理がカンタン

トースターに入れて焼くだけ、菜箸と皿さえあれば調理可能。焼き具合を調整しやすいのも魅力。

 

 

・夏バテ・残暑のぼせには、みずみずしい「焼きナス」

「秋茄子は嫁に食わすな」と言われるほど、秋の時期のナスは、身がしまって極上の味。焼きナスには、「みずみずしさ」と「凝縮された旨み」を両方合わせ持つ品種がオススメ。「細長い」ほどみずみずしく、緑色の皮の「青ナス」は旨みがたっぷり含まれます。

 

・胃腸疲れ・滋養強壮には、「レンコン」

みずみずしくシャキシャキとした歯ごたえが魅力の「新レンコン」が出回ります。レンコンは、胃壁の保護や貧血予防、美容効果も絶大の秋野菜。

 

・夏太り・むくみには、「焼き芋」

さつまいもも新物が出始めます。ダイエットやむくみには、輪切りにしてハーブとオリーブオイルを振り掛けて。便秘解消、つややかな肌作りに役立ちます。少しずつゆっくり食べられるので、食べ過ぎも防げます。

 

・美肌づくりのためには、「しいたけ」

食物繊維の豊富なしいたけは、香りと厚みが凝縮された「原木しいたけ」が出回るチャンス。年中出回る「菌床」とは別格の味。

 

秋野菜は、焼くことにより甘みが増してぐんと食べやすくなります。いろいろなバリエーションで楽しめますし、見た目もおしゃれで美味しいのが嬉しいです。普段の食卓があっという間に華やぐこと間違いなし!ぜひお試し下さい!さぁ、あなたはどの秋野菜からスタートしますか?

2015・WINTER

2015-01-14
 この季節に欠かせない野菜、ねぎ。各地で多くの種類が栽培されていますが、大きく分けると関東で主流の根深ねぎ(白ねぎ)と、関西以西で主流の葉ねぎ(青ねぎ)に分けられます。気候や土壌の違いにより、このように分かれているようです。

 尾張地方では一般的に「長ねぎ」と呼ばれるものが主流です。その代表的な品種が「越津ねぎ」。根深ねぎと葉ねぎの中間的な性質を持ち、根深ねぎよりもやや細めで青い部分が多く、葉ねぎよりもやや肉厚です。葉と根深部ともに柔らかく、両方を食べられます。

愛知県津島市越津町が発祥の地で、徳川三代将軍家光の時代(1623~1650)から栽培が始まったとされています。当時は徳川幕府への献上品として扱われていたとのこと。現在では「あいちの伝統野菜」にも選定されており、尾張地方で広く栽培され、とても馴染み深い野菜となっています。

最近では日本各地の有名なねぎも流通していますが、この地方でねぎと言えば、やはり「越津ねぎ」ではないでしょうか。寒い夜には越津ねぎで鍋などいかがでしょう。もちろんもやしもお忘れなく!

2014・AUTUMN

2014-10-17
 お米の語源には諸説あるようです。古くから祭礼や神事などでも用いられ、神聖な力が「籠め」られていることから発したという説や、「小」さい「実」でコミ、から転化した説などが有力とか。

 「米」という漢字の由来は、何となく分かりますね。稲穂が実っている様子を表しているそうです。また、分解すると「八」「十」「八」となり、収穫までの手間の多さを表しているとも言われているようです。

 起源は、インドからアジアの南東地域にかけての地域で、もともとは数多くの雑草と一緒に自生していたようです。その中から稲作が生まれ、日本には縄文時代に伝わり、弥生時代には米作りが農耕文化の基礎となりました。

 日本での生産量は、1位が新潟県、2位北海道、3位秋田県となっています。起源は暑い地域でも、現在では品種改良などにより、冷涼な地域での生産が多いですね。壮大な時間をかけ、私たちが日頃食べている美味しいお米になったということです。

 さて、お米は野菜かどうか。日本では「穀物」なのですが、海外では野菜に分類している国もあるようです。いずれにしても日本人にとっての主食であり、一番馴染みのある食べ物には違いありません。毎日食べても飽きないお米。消費量は減少していますが、もっと見直されてもいいですね。

2013・SUMMER

2013-05-29

 夏は色の濃い個性的な味の野菜が数多く登場します。

ピーマン、カボチャ、トマト、モロヘイヤなどなど、ビタミンも豊富で目にも鮮やかな野菜たちなのですが、お子さんからの人気がいまひとつなのも事実です。

 

 それぞれの持つ個性的な味は、大人には心地よいものなのですが、お子さんには不評なものが目立ちます。例えばピーマンなどは、そのトップクラス。どうもあの苦みがネックのようで、あっさり嫌いと言われることもしばしば。

 考えてみれば、他に野菜はあるのだし、無理して食べなくてもいいような気もします。

 でも、季節の野菜は路地ものも多く出回り、リーズナブル。ご近所からのおすそわけも多く、冷蔵庫のストックになることも多いはず。やはり、主婦として母として、テーブルに出したい気持ちは大きいのではないでしょうか?

 

 そんなときのご提案は『一味足していただく』です。

 先ほどのピーマンは、カレースパイスを足して頂くことで、独特の青臭さや苦みをかなり和らげることができます。

 炒め物なら、具材を全部入れ、最後にカレーパウダーを小さじ1~2ほど振り、数秒間絡めるように炒めます。あまり火を通すとかえって苦みが出ますので、ご注意ください。

 

 カボチャの甘さが、どうも得意になれない方には、これもスパイス系の調味料と洋風のダシ、例えばコンソメやブイヨンと合わせることをお勧めします。

 甘さが抑えられ、ご飯のおかずにしやすいこともあります。

 

 ネバネバが特徴のモロヘイヤは、火を通して葉をいただくエジプト生まれの野菜です。同じネバネバの納豆と合わせるのはもちろん、長いもやチーズなども意外に良い相性です。

 あっさりいきたいときは、細く切った昆布か、塩昆布と混ぜて冷やして頂くこともおすすめ。これもモロヘイヤの青臭さが取れ、昆布の持つやさしい味わいが活きます。

 

 そのまま食べてもおいしい野菜たちです。でも、一味それも特別でない一味を足して、もっともっと好きになっていただけたらキッチンに立つことが、もっと楽しくなることと感じています。

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